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2021.07.03
日時:2021年6月17日(木曜日)18〜19時
場所:WEB会議(ZOOM)
参加団体・企業:17団体
参加人数:38人
NPO法人トルシーダ代表 伊東氏
NPO法人トルシーダは不就学の子どもの居場所、学齢超過の子どものための教室、就労につな げるための日本語教室、就学前の子どものプレスクールなどに取り組んでいる。
地域課題の寄り添い「保見プロジェクト」を行っている。
トルシーダ、中京大学、外国人との共生を考える会、県営保見自治区、愛知県県営住宅自治会連絡協議機の5つの団体が参加し活動している。
保見団地内では、ごみと騒音、生活習慣の違いなどによるトラブルがあるが、言葉だけの問題ではない。
プロジェクトを知ってもらうために定額給付金申請のための支援や交流会を行った。
アンケートでは100名中40名は失業や収入減があるが、仕事が無いことが恥ずかし事という事で、食糧支援 などには抵抗感がある。
移住者と連携する全国ネットワークが実施した支援活動から緊急ささえあい基金への問い合わせが愛知県に多くあった。
社保・雇用保険への未加入などの問題もあった。
地域とプロジェクトをつなげるための活動をとして寄付の卵とエコキャップを交換と子ども食堂 の朝の活動を行っている。
地域としては、子ども会がない、老人会がないなど、集住しているのに近所の付き合いが無い事が課題になっており、自治区組織に代わるものが必要ではないか。
コロ ナ禍により母親が働かないと子どもが不就園・不就学になる場合が多い。
おたがいさま会議とよたのみなさまには外国人の現状について知ってほしい。
安定的な仕事が無いが、仕事が無いことは恥ずかしいこととされている。
日本語を学ぶ機会が無かった方もいる。
援助を受ける存在にしないしくみが必要だと思う。
・外国人の方の仕事の適正はあるのか。
→好きな仕事はある、外の仕事は好まなくて、工場のラインの仕事は好きである。
商売をしようとするが狭いコミュニティ内で行うので成果が少ない。
大学に行く意味が無いと考える人もいる。
保険の外交や住宅営業などのサービス業もあるが、日本人相手ではない。
・色々な立場のみなさまからの意見をいただくことで良い方向に向かえると思う。
・いつから日本人と外国人が分離したのか。
→交流館の職員の話では保見団地に外国人が入ってきて交流しようとしたが、数年で文化の違いなどから分離していった。95年くらいには確実に分離はあった。
・小学校に行くと子どもたちは国籍関係なくやっているが、どの世代が分離しているか。
→現在の子どもの親世代が会話レベルが低く、学習言語が身についていない問題もある。
・貝津町の農地が放棄されてしまう課題があるが、自給するための農業をみんなで支援する仕 組みを作ってみてはどうか。
これまでは多文化共生の団体のみで集まって何かをやっている事が多く、このつながりにより外 国人の方たちが生きやすい地域になればと思う。
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