2021.08.11
日時:2021年7月29日(木曜日) 18時〜19時
場所:WEB会議(ZOOM)
参加団体・企業:24団体
参加人数:32人
「おたがいさま会議とよた」のホームページに参加団体・企業はHP上にバナーを載せることが可能です。ご希望の企業・団体は案内メールに記載されている事務局か鈴木までご連絡ください。審査は事務局で行います。
案内メールをご希望の方はフェイズブックかHPにある参加申し込みフォームに登録ください。
前回の会議後、お話いただいた、おいでん・さんそん鈴木辰吉氏とKINOファーム 木下貴晴氏とマイパワーの萩原氏、事務局鈴木氏の間でさらに深い話しをしてきました。
元名古屋工業大学大学院 社会工学専攻 教授 小竹暢隆氏
小竹氏監修の書籍「Japanese Business Pandemic」が9月に出版予定。
これまでの感染拡大は交易や戦争だったが、今後は温暖化と開発により拡大していくと予測されている。(モリウィルス=シベリアの永久凍土)は既に発見されておりコロナよりも危険性が高い。
大学の目的は、熟練した法律家、医師、又は技術者を養成することではなく、有能で教養のある人材を育成すること。人が学びを通じて目指す究極の目的とは、人間・人間社会が変化する過程で日々生じる新たな問題に対処する能力を高めること。
学生が大学で学ぶべきことは、知識の体系化。つまり、個々に独立している部分的な知識間の関係と、それらと全体との関係とを考察し、それまでいろいろなところで得た知識の領域に属する部分的な見解をつなぎ合わせる、いわば知識の全領域の地図を作り上げること。
ロボット・システム・インテグレーター(SIer)、貴金属3Dプリンター・サービスビューロー、再生可能エネルギー分野のPPAやアグリゲーションビジネス等の産業分野では、異分野の企業間の共同が重要でありIT-enabledのキーストーン企業(中堅中小企業が多い)が中核的な役割、政策と分野では政策主体と執行主体の協働が不可欠であり執行主体を中核にエコシステムの編成~執行主体には知の保存/引き出しの機能(組織の記憶)とTool box(LCA等)が必要。
キーストーン企業とは、各企業や人が利用できるプラットフォームとの認識でよいか
小竹氏→プラットフォームが望ましいがコミューターでも良い。利他的な態度を取りながら結果的に自社にもフィードバック出来る長期的視点をもった企業となります。
日本にキーストーン企業が増えていかないのはなぜか
小竹氏→現在の日本では、専門職が育たない人事配置がなされていないため。
日本は意思決定が遅いのも1つの原因。
海外では企業と教育機関の連携が先進しており、社会課題を講義内容になっているが日本はようやく始まり、社会課題も企業の余力で解決しようとしているが、主軸になっていかない原因はなにか
小竹氏→産学連携において企業は目先の成果で大学と付き合ってしまうため。コミュニティの作り方がうまくない。青年会議所などローカルな組織でプロジェクトを編成した方が成果があがりやすいのではないか。
地域に根差した団体で新たなプロジェクトを開始していくのに何が必要なのか
小竹氏→1年単位でプロジェクトを進めていくと前にやったことをわすれてしまう。忘れてしまうのは知の保存ができない。知の保存ができなければ引き出しもできない。1つのシンクタンクを機能をつくり外部化させていくと良いのでは。日本のシンクタンクは受託サービス産業が多いので、受託ではないかたちの政策を実行するのが良いのではないか。
大学の競争力が落ちてきているとのことだが、国際的な競争力の上げ方のポイントはどこか
小竹氏→人の才能をどう引き出すのか、発見するかをみんなが意識すると世の中が変わってくるのではないか。
8月19日(木) 18時~19時
タイトル:心の根っこは遊びで育つ
小黒泰之氏(東山ぐぅぐぅ食堂)
難しい内容でしたが、現状の日本と課題を学ぶことが出来ました。
利他的な発想を持ち、市内の企業がキーストーン企業になることができればより良い社会の実現へと繋がるのではと感じました。
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