2021.09.07
日時:2021年8月19日(木曜日) 18時〜19時
場所:WEB会議(ZOOM)
参加団体・企業:24団体
参加人数:27人
豊田市社会福祉協議会 共生推進課より
9月4日(土)ボランティア講座のご案内
碧南青年会議所鈴木様よりご挨拶
NPO法人トルシーダ代表伊東様よりつながりの報告
豊田市福祉部福祉総合相談課
全国的には児童虐待ケースが増加、ひとり親世帯が増加している背景の中、大人との関りが子どもの自己肯定感を高める事につながります。大切にされる居場所の必要性がフューチャーされています。
課題と言いますと両親が共働きによる孤食、核家族化、地域活動への参加率の低下、ひとり親家庭、不登校といった様々な課題が心配されています。経済的貧困に注目たときに、愛知県の実態調査では貧困率5.4%と言われていて全国的には13.4%よりは少ないが、豊田市の0~17歳に当てはめると3,922人の子どもたちが経済的貧困にあたります。この環境要因により勉強への価値観が低下すると言われています。
貧困率に該当する子どもの実態は普通の生活が得られていない現状があり、衣服を1年間買ったことが無い、医療機関にかかれない、薬を買えない、家賃電気代を払えない、予期せぬ支出への対応ができない、生命保険などに加入していない、クリスマスや誕生日のプレゼントをしたことが無い、もらったことが無いなどがあります。
子ども食堂とコロナ禍の関係では、経済的弱者はより強い影響を受けている現状があり、年収400万円以下の家庭では70%の家庭が減収になっており100万円越えの減が予想されています。現代の3つの貧困というものが心配されていて、経済的、経験体験、人との関係性があります。経済的貧困では夢や希望を持てない。関係性の貧困では助けが求められない。経験・体験の貧困では、自己肯定感の喪失があります。昔ながらの向こう三軒の支えがあった時はどんな家庭でも地域の人と一緒に経験をすることができ、地域の中のコミュニティが悩みごとの相談だったりしていました。その手法の一つが子どもの居場所です。
第3次子ども総合計画にあがっている子どもの孤困・救済対策としては、子どもの権利が保証され、子どもたちが幸せに暮らすことができる社会、方向性としては、子どもの自己肯定感の向上、地域支援力の向上、困難を抱える家庭への支援、貧困の連鎖の解消というものが挙げられており、子ども食堂が注目されています。
福祉総合相談課では子どもの学習・生活支援事業の実施、子ども食堂の運営の相談支援を行っています。SDGsの中でだれ一人取り残さないという考えの中で支援を行っています。
小黒泰之氏 一般社団法人いま・ここ
現在に至るまで、鞍ヶ池プレーパークの活動、子ども食堂の東山ぐぅぐぅ食堂の活動を行っております。プレーパークは子どもたちが自由にあそべる管理人がいる公園で基本はダメと言わないケガと弁当は自分持ちという理念があります。子どもたちだけでなく大人も楽しめる事を行っております。鞍ヶ池公園のプレーハウスの奥にあり、プールを作ったり穴を掘ったりして子どもたちは自由に、親御さんたちは少しリラックスできています。
困った事としては子どもだけではできない場所であることです。このように自由に遊べる場所が家の近くにあるといいなと、話をしていました。
2018年1月に子どもの居場所いま・ここ東山でスタートしました。何をしても良いようにプレーパークのように自由にしています。居場所をやっている中で、子どもたちの課題に気が付き、東山ぐぅぐぅ食堂がスタートしました。コロナ禍の影響で月に2回の活動でおすそ分け会と子どもおにぎり食堂を行っています。地域の方もボランティアに来ていただいています。現状で子どもたちは息苦しくないでしょうか。してはいけないことや、できないこと、習い事多くないですか。子どもが本当にやりたいことですか。子どもたちがいまここで感じていることを大切にしてほしい。
子供の成長発達に関して、子どもは元々A危ないK汚いUうるさいであり、子どもにとって時間、空間、仲間が必要です。体と心のつながりが発達のピラミッドになっています。五感と二覚を使う事が大切です。子どもの成長はやりきることで次のステップに進み自分の力で成長、発達して行きます。大人のやるべきことは邪魔をしない、安心できる場所を作る、いいタイミングでアドバイスを入れる事です。子どもたちのやりたいという想いを大切にしましょう。
支援して欲しいことは、地域で孤立している方をつなげてください。運営資金等の支援をお願いします。子ども食堂の寄付食材の保管場所や配送根とワーク構築の支援などです。不登校の子どもの支援としては国の制度外になるので支援が必要です。
活動をするときに地域の皆様との活動の作り方をどうしたか教えてほしいです。
地域とのかかわりは、十分かどうかは分からないが市営住宅の自治会とは関係づくりをしっかり行っています。自治区の役員になったり、PTAの役員をしたり、自治区と一緒に行っています。住民の皆さんには活動を利用していただき、そこからボランティアとして参加もしていただいております。
人件費に関して、現状で発生しているのか。継続するためにはこうしたいなどの要望はありますか。
子ども食堂は無報酬で行っており、子どもの居場所はボランティアですが次世代育成課の事業なので1回の開催で時給換算で500円くらいです。今後始める事業では障害のない不登校の方の支援は支援が必要です。
お金と物以外の支援は可能でしょうか。
募集しています。
広める方法としては、プレーパークで情報提供をしてはどうか。
お金に関してはふるさと納税のように市民の方の行動をポイント化して子ども食堂に支援されるなどの仕組みを作ってはどうか。
地域の孤立した子どもをつなげるには子どもの情報は子どもたちが一番知っているのではないか。
子ども食堂の支援に関して、NPOおたがいさま会議の事例でカネハツさんの支援を受けて賞味期限が近い食品を使ってこども食堂を行っている。JCメンバーの飲食業のメンバーを使ってはどうか。
ブラジル人と日本人のコミュニティが分断されている現状があるので花火大会などで交流を行ってはどうか。
9月9日(木) 18時~19時
タイトル:麦ストロープロジェクトについて
スピーカー:長澤幸祐氏
話をするのはとても緊張しましたが、いろいろご意見いただけて参考にしたり具体的につながって行ければと思います。ブラジル人のコミュニティの方達との花火は興味があります。東山地区でも国籍はいろいろな子どもがいて子ども達は関係なくあそぶのでもっとつながりができればと思うので今後も意見をいただきたいと思います。
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